everyday-arakakiの日記

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一体感とはなんぞや

先週の話、友人と話をしていたら、一体感がほしいのだよねーっと友人は言っていた。どうやら、仕事場での一体感が足りなくて、一体感がほしいらしい。

 

 

一体感?

 

一体感とは何ですか?

 

 

言葉の意味として、調べると、一体感とは一つにまとまったと感じること。グループやその場に人々の気持ちや考えが一つにまとまるとある。

 

ほーん、それが一体感ね。

 

 

僕は一体感を狙って、つくれるものなのか?と不思議や疑問でしかならない。世の中には一体感をつくるメソッドや特に仕事環境では推進するような投げかけは多いように感じる。一体感がないと、モチベーションが下がったり、コミュニケーションがなくなるから、よくない環境であり、一体感が必要ということを言っているのだと思う。

 

一丸となる目標がないと、一体感がつくりづらい理屈は理解できる。一体感がある方が生産性が上がるし、方向性がバラバラにならない。特に経営者やチームをまとめる方は気になるポイントであるかもしれないですね。

 

 

普段、みなさんは『一体感』を感じることはありますか?

 

 

僕にとって、『一体感』とは、ひょんなことからやってくるものという認識が強い。狙ってはやってこない。

 

 

僕が以前働いて会社で、こんな経験がある。クライアントに向けての取り組みで、イベントを実施するためにミーティングを行なっていた。発足されたチームは4名で、正直めちゃくちゃ仲が良いわけではない。内容や流れ、それぞれの役割などを話し合う場であった。当時の僕は下っ端で、先輩方に囲まれて、あーでもない、こーでもないと話す。先輩の一人はとても司会がお上手なベテラン先輩で、当然のごとく、司会進行をやる流れであった。

 

そのベテラン先輩が俺、司会やるねと手をあげた、そしたら横にいた先輩も手をあげたのだ、たまには私にもと。すると、もう一人の先輩の方も手を上げだす、なんだ、この展開は。このまさかの展開に、僕の脳内では手をあげる選択をするのに1秒もかからなかった。僕もやりたいです!と手をあげた。そしたら、一瞬だけ時がとまり、どうぞ!どうぞ!!と僕の方に先輩方が手を差し出す。まさにダチョウ倶楽部やないかーい!!雰囲気からできた産物でまさかの僕が司会進行をすることに決まった。

 

その場で、僕は今起きたこのダチョウ倶楽部の流れをイベントの時も採用させてください!とお願いをする。みんな同意でダチョウ倶楽部のどうぞ!どうぞ!で下っ端の僕がまさかの司会をするという展開だ。

 

そのあとのミーティングでは、イベント内容の詳細を詰めることなく、登場シーンからダチョウ倶楽部の流れをひたすらに練習する僕たち。間が違うな、もうちょっと自然な入りが良いな、どうぞ!どうぞ!!のタイミングの合わせ方など、真剣に1時間ほど練習をした。それぞれが満足そうにしていた。一体感が生まれた瞬間であった。実際のイベントの掴みは抜群でした。練習しておいて、良かったです笑

 

 

僕にとっての一体感はこのことである。いかにその場を楽しめるものにするかという要素も相まって、生み出されたのかもしれない。一体感をつくりだすのは狙ってできるものではないが、楽しもうとする姿勢だけで、生み出すきっかけはいくつもある。また、一朝一夕で関係性は構築できるものではないと思うが、短時間の中でも不真面目さの中の真剣さで、出来上がるものはある。試してほしい。

 

もし、一体感をつくりたいとお思いの方に参考になれば幸いです。